問題解決力研修で身につく現場で使える実践的なスキルとは
2025年02月03日

業務フローや対人問題で「働きにくい」と感じることはありませんか? 仕事の進め方1つとっても、個人の感情や直感を優先する人間が多い職場では、不毛なやりとりや効率のわるいやり方がまかり通ってしまうものです。
今回は問題解決力研修について、受講メリットや習得できるスキルについて詳しく解説しました。
社員の問題解決力を鍛える3大メリット
研修を受けて問題解決力を強化すると、社員・チーム・組織のそれぞれにメリットをもたらします。
業務効率化を促進できる
問題解決力が高い社員が増えると、業務効率化が一気に進みます。業績アップなど数値の上でもプラスの変化が出るはずです。
最終的に問題を解決できても、時間やコストがかかりすぎるやり方、ミスが勃発しやすいやり方、不満を感じる人間の方が多いやり方では、理想的とはいえません。
研修の主軸は、クリティカルシンキングやロジカルシンキングなど、感情的にならない思考法の習得です。思考力と判断力、解決手腕を身につけることで、最適な解決策を立案・実行できるようになります。
組織の課題解決に役立つ
問題解決力を鍛えると、とくにトラブルが起きていない状態でも、みずから課題を見つける主体性が身につきます。組織の課題も意欲的に見つけ、改善策を考える社員が増えるでしょう。
組織の課題を解決するのは大変ですが、普段の業務で問題解決の成功例を積み重ねる経験が役立つはずです。
言われたことしかやらない社員が多い職場にメスを入れたいときも、問題解決力研修は抜群の効果を発揮します。
職場の対人ストレスがやわらぐ
問題解決力を向上させることで、職場の対人ストレスを減らす効果も期待できます。
現場の1人1人が個人的な感情に支配されず、冷静に話し合うことができれば、仕事の進め方を巡ってチーム内がギスギスする場面も減るはずです。
強い心理的ストレスは仕事のパフォーマンスを低下させます。仕事の能率を上げるためにも対人ストレスは軽視できません。
論理的な思考に加え、コミュニケーションスキルも、問題解決力を構成する大事な能力になります。
多角的な視点で考えられた、納得できるデータや理由がはっきり示されている解決策にたどり着けば、いざ実行するときもチーム一丸となって取り組めるものです。
【問題解決の手順と手法】問題解決力研修で身につく実践スキル
問題が起きたとき、どのように解決すればいいのか「How」の部分をまっさきに考えるのが一般的です。
しかしながら、問題解決力研修では「What(なにが)」や「Why(なぜ)」も重視して、問題や原因を正確に把握するところから着手します。
ステップ1:問題の可視化(問題発見スキルなど)
現状を分析して問題を“見える化”する力を鍛えます。今現在発生している問題がなにか、正確に把握していなければ、最適な解決策にたどり着けません。
くりかえし発生しているトラブルがあれば、対症療法ではなく根本治療に取り組む必要があるため、表面的な問題を作り出している潜在的な問題を見つけ出すのが先決です。
このプロセスではロジックツリーなどフレームワークの手法を身につけて、「問題発見スキル」を高めます。
ステップ2:原因の分析(データ分析スキルなど)
研修では、原因を分析するスキルも習得します。感情的な人間が多い職場では、「What(なにが)」原因か冷静に突き止めるより、「Who(だれが)」わるいのか、責任を押しつけ合う場面が目立ちます。
思い込みによって原因を決めつけ、声が大きい人間に周りが流されることもあるでしょう。
こういった理不尽なやり方を阻止するためにも、データを収集して数値的な分析を重ねた上で、原因を追求・特定するやり方をマスターしなければいけません。
このプロセスでは、「データ収集」、「なぜなぜ分析」や「データ活用法」といった実践スキルを身につけられます。
ステップ3:解決策の立案(論理的な思考法など)
解決策を考えるプロセスでは、思考法の習得がメインになります。
論理的にゴールを導き出す「ロジカルシンキング」や、設定されたゴールが正しいのか、疑いの気持ちを持つ「クリティカルシンキング」、先入観や固定観念にとらわれない考え方をする「ゼロベース思考」といった思考法を学びます。
現在、多くの企業で属人思考を排除して、個人の感情や先入観に頼らない思考法を鍛える傾向が強くなっています。
ノウハウの共有化、業務の標準化を目指すためにも、論理的な思考法は欠かせません。
他にも、自分が提案する解決策で問題ないかどうか周りにプレゼンをする「プレゼンテーションスキル」が研修に盛り込まれることもあります。
ステップ4:解決策の実行(マネジメントスキルなど)
誰もが納得する解決策を立案したら、具体的なアクションを起こすためのスキルを磨きます。
立場に応じて「リーダーシップスキル」や「マネジメントスキル」、「コミュニケーションスキル」などのテクニックを学習することになります。
中間管理職になると、タスクを可視化して優先順位をつける「タイムマネジメントスキル」、社員の適性を把握して適所に配置する「人材管理マネジメントスキル」といった能力を養う必要が出てきます。
ステップ5:実施効果の検証(PDCAサイクルを回す習慣など)
問題解決の手順をブラッシュアップするために用いられるのが、「PDCAサイクル」を回すやり方です。解決策を実行しても100%成功するとは限りません。
実施効果を検証して反省点を次に活かすためにも、計画(Plan)を立てて実行(Do)した後、評価(Check)と改善(Action)のプロセスを加えた1サイクルをくりかえします。
他にも「OODAループ」など業務改善のためのフレームワークを組み込む研修もあります。こういった業務改善スキルの習得も、現場の仕事をこなす上で非常に役立つものです。
eラーニング研修【サイバックスUniv.】の魅力
問題解決力に関わるスキルは思考法から実践的なスキルまで、多岐にわたります。幅広い範囲を学習する必要があるため、膨大なプログラムを効率よく学べるeラーニングスタイルの研修スタイルがおすすめです。
中でもサイバックスUniv.は受講できるコースの数も多く、旧スタイルのeラーニング研修にはない最先端システムを導入している研修サービスとして脚光を浴びています。
約5,000コース!「没入できる・・・」と評判の階層別・職種別プログラム
サイバックスUniv.は1人600円(/月)で利用できる低コストの定額制研修サービスです。会員になると、階層別・職種別プログラムを含めた約5,000コースものプログラムを自由に受けられます。
特に問題解決力研修では新人・若手社員・中堅社員・・・と立場によって学ぶ内容が異なるため、階層別に研修を実施することが大切です。
受講者からも「現場で今自分に求められている役割をはっきり認識できた」、「当事者意識を持って没入できる」と評判になっています。
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最先端のeラーニングはここまで進化
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Webセミナーでは即戦力を鍛えるため、プロ講師と受講者が双方向でコミュニケーションをとって学習します。(※一部Webセミナーでは対応しておりません)
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コラム執筆者

「サイバックスUniv.」会費制サービスは、eラーニングと公開研修あわせて約4500コースが定額で受け放題となるサービスです。1998年4月より「企業の未来は人材が創る、伸びる人材が企業を創る」をコンセプトに、ITを取り入れた新しい教育スタイルを提供しております。幅広い研修ラインアップをご用意しており、業種や職種を問わず、現在3,000社以上のお客様にご利用いただいております。