中小企業こそコンプライアンス研修をeラーニング化すべき理由とは?少人数・多拠点への対応法を解説
2025年12月24日

中小企業は大企業ほど経営資源が潤沢ではないため、ひとたびコンプラ違反が発覚すると致命傷になりかねません。早急にコンプライアンス研修に取り組む必要がありますが、限られたリソースで質の高い人材育成を実現するためには、研修のeラーニング化が不可欠です。
今回は中小企業がeラーニング形式のコンプライアンス研修を取り入れるメリットやサービスの選び方について詳しく解説しました。
中小企業ほど導入が必要!コンプライアンス研修をeラーニング化すべき7つの理由
1.社内外のコンプラリスク対策
中小企業はリスク回避のため、社内外のコンプラ対策を実施しなければなりません。
属人化が進みやすい中小企業では、ハラスメントや違法すれすれのやり方が常態化していることも多々あるようです。
ただし研修で学ぶ範囲は広いため、学習スタイルにも効率性が求められます。eラーニング形式なら場所・時間に縛られずに学べるため、人手不足に悩む中小企業でも通常業務と並行して進められます。
2.生産性の向上
生産性を向上させる効果を見込み、コンプライアンス研修のeラーニング化に取り組む中小企業も増えています。中小企業ではいまだに紙ベースの業務やハンコ出社が残っています。
研修を実施して社内規程やマニュアルを整備し、非効率的な業務プロセスを見直せば、業務効率化も進みます。効率的に働ける環境が整えば、生産性も自ずと向上するはずです。
eラーニングは本業に差し支えにくい学習スタイルなので、1人あたりの業務負担が大きい中小企業の社員にとっても活用しやすい形式です。
3.コストが安い
eラーニング研修が中小企業に向いている理由の1つは、コストが安いためです。月々のランニングコストも安く、予算の範囲内で全社員に体系的かつ継続的な学習の場を提供できます。
集団研修は諸々の費用が高額になるので、コストを捻出するのが大変です。しかもコンプラリスクの学習項目は多岐に渡ります。
集団研修ですべての範囲をカバーするのはスケジュールを調整するのが難しく、費用も膨らみます。
4.“学習時間の創出”に人的リソースを削られない
eラーニング形式なら、学習時間を創出するために人的リソースを削らずに済みます。研修を内製化すると、講師役を任命された社員の負担が大きくなります。
通常業務と並行して教材を作成したり日程を調節したりするのは、重荷ですよね。外部に委託する場合も会場や講師を手配する手間がかかる上、高額な費用が発生するのも問題です。
その点eラーニングなら研修を担当する社員も受講する側も、時間を有効活用して学習を進められます。
5.階層別にコースを調節しやすい
eラーニングスタイルの研修は、社員の階層やスキルによってコースをフレキシブルに調節できるのがメリットです。同じコンプラ対策でも、立場や勤務年数によって求められる役割、知識には差があります。
とはいえ、全社員に階層別に集団研修を実施するとなると、業務の停滞に加え、研修費用も大きな痛手になります。
eラーニングならそれぞれの階層にマッチしたカリキュラムを組みやすいので、各々の学習を進めるうちに、自然に組織全体のスキルアップを図れます。
6.最新事例&知識を学べる
研修専用のeラーニングなら、最新トレンドや法改正を踏まえた教材で学べます。コンプラリスクについて学ぶ時、最新事例&知識をつねにアップデートする必要があります。
専門知識の乏しい社員に教材を作成させても、専門家の視点や知識が抜け落ちていたり、トレンドを追いきれていなかったりする確率が高いため、最初からプロにお任せした方が賢明です。
7.DX推進による企業のイメージアップ
eラーニング研修は、中小企業のイメージアップ効果も期待できます。
学習管理システムを搭載したeラーニング研修なら、効率的に社員の学習状況を管理している証明になり、DX推進をアピールする要素になります。
とくに大企業と取引する際、コンプラ対策の実施は不可欠です。「“信用できる企業”と印象づけたい」という理由でeラーニングを導入する中小企業も増えています。
【少人数・他拠点への対応方法】コンプライアンス研修をeラーニング化する時のポイント
少人数向けのコンプライアンス研修(eラーニング)
フレキシブルな料金体制
少人数で受講する中小企業の場合、少人数でも受講できるかどうか、チェックしてください。フレキシブルな料金体制かどうかも重要なポイントです。
eラーニング研修の一般的な料金体系は「会費制」もしくは「従量制」になりますが、需要に応じて選べると人数が増えた時にも安心です。
自社の規模に合わせ、より最適なプランを選べるサービスをチョイスしましょう。
管理システムで人材育成を強化
研修サービスをフル活用して人材育成を強化するためにも、本格的な管理システムを搭載したeラーニングサービスが役立ちます。人手不足に悩む現場では、中堅層を現場の柱に育てることが大切です。
階層別のeラーニング研修なら「継続型+仕組み化」で学習を進め、管理職候補の人材をしっかり育てられます。
カリキュラムの組み方とフィードバックのやり方次第で、高い人材育成効果を出せる学習スタイルです。
多拠点向けのコンプライアンス研修(eラーニング)
マルチデバイス対応サービス
本社以外の拠点を多く持つ中小企業なら、マルチデバイス対応のeラーニングサービスが不可欠です。
スマホやタブレットからもアクセスできれば、パソコンがない場所でも他のデバイス経由で学習が可能です。隙間時間を有効に活用するためにも、マルチデバイス対応サービスは欠かせません。
グループワークの有無
社員が色々な拠点に散っている状況なら、eラーニングサービスに加えてグループワークを実施するのがおすすめです。
基礎的な学習はeラーニングスタイルで進め、実践的なスキルや知識はディスカッションなどグループワークで鍛えるのが理想的です。
グループワークはオンラインを通じて他の社員と交流する場になるため、1人で学習するスタイルとはまた違う刺激も得られるでしょう。
海外拠点向け!外国語対応サービス
海外に拠点がある中小企業、日本語を母国語としない社員、アルバイトを雇っている中小企業は、外国語対応サービスの有無も大事なポイントになります。
コンプライアンスに関しては、国によって意識に差があることが多く見受けられます。
日本企業ではどこからどこまでがコンプラ違反に該当するのか、外国語対応のeラーニング研修でしっかり理解してもらう必要があります。
コンプライアンス研修でも人気!<サイバックスUniv.>のeラーニング研修
リスクモンスター株式会社の「サイバックスUniv.」は受け放題の「レギュラーパック(月額600円/人)」、特定の研修を受けたい企業向けの「従量制(年会費12,000/1コース1,000円~)」、を用意しています。
需要に応じてフレキシブルに料金プランを選べるところも魅力の1つです。
>>コンプライアンス研修が月600円/人~利用可能なサイバックスUniv.はこちら
約5,000種類の<階層別研修+職種別即戦力プログラム>
約5,000種類の研修を用意していますが、階層別研修に加え、職種別の即戦力プログラムのラインナップも豊富に揃えています。
コンプラリスクは優先順位が高い学習項目のため、基本から徹底的に学べるようシリーズ化しています。
「反社対策」、「インサイダー取引対策」「情報セキュリティ対策」など、トレンドのテーマもしっかり組み込まれているので、基礎から応用まで体系的な学習が可能です。
双方向学習!グループワークの実施
講師の講義を一方向で聞く「セミナースタイル」のeラーニングだけではなく、ユーザー同士がオンライン上で集まって研修を受ける「ゼミスタイル」のWebセミナーも選べるのが特徴です。
講師と受講者が双方向でコミュニケーションをとるグループワークにも参加できるため、実践的なスキルも強化できます。
“自社オリジナルコンテンツ”の作成
自社オリジナルのコンテンツを作成できるのも、サイバックスUniv.の強みです。自社業務に特化した専門性の高い研修もeラーニング化できるので、仕事のコアな部分についても効率よく学習できます。
必要に応じてオプションサービスを追加すれば、業務形態にマッチする研修をカリキュラムに組み込めます。
英語・中国語対応のコンプラ研修も提供
日本語の他、中国語・英語にも対応したコンプライアンス研修を提供しています。
海外に拠点を持つ企業はもちろん、英語や中国語を母国語とする従業員を雇っている企業の間でも、活用事例が増えています。
コンプライアンス研修の他、「情報セキュリティ」、「ハラスメント」、「マタハラ」のeラーニングが英語版・中国語版でも提供されています。
他にも、英語による顧客対応力を強化するため、英会話を学べるシリーズがコンテンツの中に含まれているため、グローバル展開している中小企業にも最適です。
>>コンプライアンス研修がeラーニングで受講できるサイバックスUniv.はこちら
コラム執筆者
「サイバックスUniv.」会費制サービスは、eラーニングと公開研修あわせて約5000コースが定額で受け放題となるサービスです。1998年4月より「企業の未来は人材が創る、伸びる人材が企業を創る」をコンセプトに、ITを取り入れた新しい教育スタイルを提供しております。幅広い研修ラインアップをご用意しており、業種や職種を問わず、現在3,000社以上のお客様にご利用いただいております。