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プレゼンテーション研修の目的やスキル向上の秘訣を解説

2023年07月28日


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プレゼンテーション研修とは?

ビジネスの世界では“口下手”は通用しません。伝わる話し方ができない社員のスキルを底上げするためにも、プレゼンテーション研修を実施しましょう。
せっかく価値のあるサービスを開発しても、商談やコンペのプレゼン力が弱いと魅力の半分も伝わりません。社内のコミュニケーションでも問題が生じる確率が高いでしょう。

 

今回はプレゼンテーション研修を受けるメリットや身につけられるスキルについて、詳しく解説します。

 

プレゼンテーション研修で得られる7つのスキル

相手のニーズを的確に把握するスキル

プレゼン力の弱い社員は相手がなにを求めているのか、的確に把握できません。どんなに一生懸命説明しても、相手のニーズからずれたことについて話しているなら「聞きたいのはそのことじゃない」と一蹴されてしまいます。

 

プレゼンテーションの場では話す技術がクローズアップされがちですが、実は観察力と現状把握こそ重要なスキルになります。

 

相手の表情を読み、言葉などの情報を整理しないことには、ニーズをしっかり捉えることはできません。成功するプレゼンのファーストステップは、相手の要望、期待を正確に読み取り、すり合わせていく要件定義のプロセスです。

 

プレゼンテーション研修できちんと学ぶと、正しく要件定義を行うスキルを習得できます。

 

相手に共感してもらえる話し方のスキル

相手のニーズが分かっても、上から目線で決めつけたような話し方はNGです。共感するスキルも大事で、相手の思いや考えを理解し共感していることを表現しなければいけません。

 

相手との共感を生み出す表現方法も、プレゼンテーション能力を構成する大事なスキルの1つです。良好な関係をキープしつつ、話し合いを有利に進めるために共感性は欠かせません。

 

話し合いが決裂するのは、共感の要素が欠けているからです。優秀なプレゼンの内容をチェックしてみると、一方的な押し売りではなく共感を得られる内容になっていることに気づきます。

 

話し方も気持ちを乗せることで、ぐっと伝わる表現になるはずです。プレゼンテーション研修では相手の共感を引き出すようなフレーズや、話の組み立て方、合間に挟むと効果的なアクションについて学びます。

 

課題を客観的に捉えるスキル

ビジネスの場は単なる社交の場ではないので、商品の存在を無視できません。いくら相手のニーズを的確に捉えても、自分が担っている役割や予算の限度額、交渉の譲れないポイントは外せないはずです。

 

お互いの条件や到達したいゴール、現状把握など常に客観的な視点で捉えるスキルも鍛えなければいけません。課題を客観的に捉えていないと、臨機応変に対応できず相手のペースにはまってしまいます。

 

何のためのプレゼンなのか目的を明確にするスキル、業績アップにつながるラインで交渉を着地させるスキルを強化しましょう。

 

資料を作成するスキル

プレゼンテーション研修では、ヒアリング力や表現力、ストーリーを構成する力だけではなく資料を作成するスキルも学びます。交渉を有利に進めるためにも、資料は軽視できません。

 

資料のつくり方も、相手のニーズに応える内容で構成する必要があります。相手が知りたい情報が欠けていたら、100点満点の資料とは言えません。

 

事実を客観的に羅列するのではなく、資料の上でもインパクトの強い数字を効果的に並べる・・・など視覚を活用したプレゼンも効果的です。

 

プレゼンの緊張を克服するメンタルスキル

プレゼンテーションにおいて、多くの人が悩むのが「緊張」です。本番で頭が真っ白になったり、声が震えてしまったりという経験をしたことがある方も少なくないでしょう。そんなときに役立つのが、緊張をうまくコントロールするためのメンタルスキルです。プレゼンの緊張を完全になくすのは難しくても、事前に想定問答を用意しておいたり、深呼吸や自分に自信を持たせるようなポジティブなセルフトークを取り入れたりすることで、過度な緊張を和らげることが可能になります。

 

また、プレゼンの成功体験をイメージする「メンタル・リハーサル」も有効で、心の中で成功の流れをシミュレーションしておくと、本番でも落ち着いて対応しやすくなります。プレゼンに対する不安を減らし、安定したパフォーマンスを出すためには、こうしたマインドセットのトレーニングも重要なのです。

 

オンラインプレゼンに対応したスキル

近年はリモートワークの普及により、オンラインでのプレゼン機会が増えています。オンラインプレゼンは対面とは異なる特性があり、ただ内容を話すだけでは伝わりにくくなることもあります。画面越しでは表情やジェスチャーが見えづらくなるため、意識的に声のトーンやスピードを調整するなど、音声による表現力がより求められます。

 

また、視線が下がりやすいため、カメラ目線を意識することや、スライドの操作をスムーズに行う準備も欠かせません。背景や照明といった画面上の印象にも気を配る必要があります。さらに、相手の反応が見えにくい場面では、こまめな確認やチャット機能の活用など、双方向のコミュニケーションを意識することも大切です。

 

オンラインならではの工夫を取り入れることで、視聴者との距離を縮め、伝えたい内容がより効果的に届くようになります。

 

ロジカルな構成力(PREP法など)

どんなプレゼンでも求められるのが「話の構成力」です。話の中身がどれほど魅力的でも、構成がバラバラだと伝わりにくくなってしまいます。そこで役立つのが、PREP法に代表されるロジカルな話の組み立て方です。

 

PREP法とは、「Point(結論)→Reason(理由)→Example(具体例)→Point(まとめ)」の順に話すことで、内容を明快に伝える手法です。聞き手は結論から話されることで話の目的を早く理解でき、その後に続く説明を納得感をもって受け取ることができます。

 

また、PREP法はビジネスだけでなく、社内会議や顧客提案、採用面接など、さまざまな場面で応用できるのも特徴です。このような構成スキルをプレゼン研修で身につけることで、話す力が格段にレベルアップし、伝わるプレゼンが実現しやすくなります。

 

社員がプレゼンテーション研修を受けるメリット

実践的なスキルが身につく

プレゼンテーション研修を実施すると、社員の実践的なスキルを強化できます。プレゼンテーションスキルの中には、企画を提案するスキルやサービスを売り込むスキル、交渉で優位に立つスキルなど多岐にわたる技法が含まれています。

 

どのスキルもビジネスの場では実践的なものなので、現場ですぐに活かせるでしょう。しかも、こういったスキルの根底にあるのは相手のニーズを把握して、分かりやすく伝える技術にほかなりません。

 

この2つのスキルがない人間は、相手の話に耳を傾けることもなく、勝手な思い込みで決めつけ、独りよがりな話し方をしがちです。

 

信用できない上、好感度も低くなるのも仕方ありません。印象がよく、信用されやすい話し方に矯正できるところは、プレゼン研修を実施する大きなメリットになるでしょう。

 

論理的思考の習得

プレゼンテーション研修では、トレーニングのプロセスで論理的思考も習得できます。非論理的な話では相手の共感を得られません。

 

アウトプットのために、ロジカルシンキングを鍛えるトレーニングもプログラムに組み込まれるはずです。論理的思考ができるようになると、プレゼン力が上がると同時に問題解決能力も向上します。情報の取捨選択能力も強化されるので、処理スピードもはやくなるでしょう。

 

社員同士のコミュニケーションも向上

プレゼンテーションスキルは営業マンの交渉に不可欠な能力、というイメージがあるかもしれません。実際、聞く力と話す力の基本的な能力が詰まっているので、社員同士のコミュニケーションにも役立つ能力です。

 

なにを言っているのか分からない相手と話すのは、上司でも部下でも同僚でも、精神的なストレスになります。社員全体のプレゼンスキルを均一化することで、人間関係の不要なトラブルも勃発しにくくなるでしょう。

 

プレゼンテーション研修の効果を倍増させるポイント

自社で研修を実施するメリット・デメリット

プレゼンテーション研修を実施するときは、外部の研修サービスを利用した方が研修効果を半減させずに済むでしょう。自社で研修を実施すると、コストを安く抑えられるメリットがあります。

 

業務に合わせた研修内容をカスタマイズしやすいメリットもあるかもしれません。しかしながら、プレゼンテーション研修は話し方や思考の癖、伝わりにくさなどをシビアに指摘してもらった方が研修効果が出ます。外部の研修サービスでは第三者が講師になるため、より客観的に研修を進めやすいでしょう。

 

時間を選ばないオンライン研修がおすすめ

プレゼンテーション研修で実際に行うプログラムは多岐にわたるため、本業と並行しやすいオンライン研修がおすすめです。時間に拘束されることなく、有効に活用して研修を受講できます。

 

オンライン研修は、一度受けたらそれきりになりがちな集団研修とは異なり、弱い部分を何度でも受講しやすいシステムです。

 

社員を集団研修のために度々駆り出していては業務の圧迫になりかねません。オンライン研修なら個人の足りない部分をピンポイントのプログラムで受講しやすく、社員の自主性も引き出しやすい研修方法になります。
 
>>主体性とは?自主性との違いや高めるコツについて徹底解説!

 

社員のスキルや階級に合った研修を用意する

プレゼンテーションスキルは、「話し方」や「資料作成」だけにとどまらず、「構成力」「感情コントロール」「聞き手との共感力」など、多角的な能力が求められるため、個人によってスキルのばらつきが大きくなりがちです。そのため、画一的な研修ではなく、社員の職位や経験年数、役割に応じた階層別の研修プログラムを導入することが非常に重要です。

 

たとえば、新入社員には「基本的なプレゼンの型(PREP法や三段構成など)」や「緊張を和らげるメンタルスキル」「自己紹介の構成・発表演習」など、基礎的なプレゼン技術に特化した研修が効果的です。営業部門や中堅社員には、「提案型プレゼンの設計法」「相手の課題に沿ったストーリー展開」「質問対応の実践トレーニング」など、実践的で応用力の高いスキルを中心に構成しましょう。

 

一方、マネージャーや経営層には、「社内外プレゼンの影響力向上」「経営戦略や意思決定を伝えるプレゼン設計」「データやファクトを使った説得力のある資料構成」など、ハイレベルな表現力とリーダーシップを伴うスキルが求められます。このように、対象者の階層ごとに必要なスキルやゴールが異なるため、レベル別に細かくカリキュラムが設計されたオンライン研修サービスを選ぶことが成果を高めるポイントになります。

 

近年では、オンライン研修でも「初級〜上級別」「営業職向け」「社内報告プレゼン特化型」など、多彩なカテゴリやテンプレートが用意されたサービスが増えており、eラーニングとライブ講義を組み合わせたハイブリッド型研修なども人気です。

 

階層別に多彩なコースを選択できるオンライン研修サービスを活用し、プレゼンスキルを底上げしていきましょう。

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コラム執筆者

リスクモンスター株式会社 教育事業担当
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