新入社員フォローアップ研修の目的と効果を高めるポイントとは
2025年08月28日

新入社員に1日でもはやく即戦力になってもらうためにも、フォローアップ研修は欠かせません。ただし研修のやり方がずれていると、早期離脱を促進することにもなりかねないので、要注意です。
今回は、新入社員フォローアップ研修の目的を改めて確認して、効果を最大限引き出すポイントをまとめました。
【入社後】新入社員フォローアップ研修の目的
課題を確認
配属先が決まって実務を経験すると、あらたな気付きや悩みが出てきます。現状を把握した上で課題を洗い出し、1つ1つ確認します。
すでに成果を出している同期と自分を比べて、モチベーションが下がってしまっている新入社員が増える時期です。
仲間意識を持たせて仕事の悩み・不安を解消するために、グループワークやディスカッションを行うことも効果的です。
スキルの定着
新入社員研修で必要最低限のスキルを一通り学んでも、入社して間もない時期は、実業務でつまずくことが少なくありません。
最初に覚えなければならない業務知識や手順が多く、相当なプレッシャーがかかる時期です。
基本スキルの振り返りを行い、足りないスキルを補うことも、フォローアップ研修を実施する大切な目的の1つです。定期的にスキル面のフォローアップ研修を行い、定着度を高めます。
人材育成戦略!早期離職の防止
新入社員研修と同じように、フォローアップ研修も人材育成戦略の一環として実施されます。早期離職は企業にとって大きな損失になるので、職場にはやく適応してもらうためにもフォローが不可欠です。
コミュニケーションの問題や自信の喪失など、新入社員は数々の課題を抱えています。
モチベーションが下がりやすい時期に適切な研修を実施して、企業のサポート体制が整っていることを理解すれば、安心感にもつながります。
新入社員フォローアップ研修の効果を高めるポイント
<プログラム内容・時期>を“成長段階”で調整
新入社員のフォローアップ研修は、一般的に入社3ヶ月・6ヶ月・1年後に行われるのが一般的です。
入社直後と仕事に慣れたタイミングではアプローチの内容も異なるため、時期と研修プログラムの内容をすり合わせることが重要なポイントになります。
また、同じ新入社員でも、はやい段階で個人のマインドや会得したスキルにばらつきが出てしまうものです。
社員の成長段階に合わせて研修プログラムの内容を調整すると、よりきめ細やかなフォローが可能になります。
目標の設定
新入社員にとって、研修は自己成長のきっかけになります。入社後の働き方を振り返って課題を拾い上げ、これからの目標を設定します。
どんな行動ができるようになりたいのか、半年後、1年後のセルフイメージを具体的に考えてもらいます。目標に向かって計画を立て、計画的に行動することは、働く意欲を高める効果も期待できます。
仕事の延長?研修を内製化するデメリット
研修は外部の専門サービスを頼った方が、より効果を高めやすくなります。社内の先輩や上司が講師役をつとめると、お互いに仕事の延長のような感覚に陥りがちです。
実務と研修の区別が曖昧になってしまい、メリハリのある時間を過ごしにくい点も問題になります。
内製化はコストが抑えられても、人的コストが発生するデメリットと隣り合わせで、担当者がキャパオーバーに陥るおそれがあります。
しかも「仕事ができる=研修講師として優秀」とは限りません。研修の専門サービスなら、プロの講師が客観的な立場で指導してくれます。新入社員も気兼ねなく質問や意見交換をしやすくなります。
研修形態はオンラインがベスト
新入社員フォローアップ研修は、全体に向けて一度きり行うだけでは、狙う効果を得られません。1人1人のレベルに合わせて、できれば定期的に実施するのが理想的です。
ただし、限られた時間内に実施することを考えると、全員のタイムスケジュールを度々合わせるのは現実的ではありません。
人的リソースを割けない職場にとっても、隙間時間を有効活用できるオンライン研修は理想の形態といえます。
オンライン研修なら、オフィスにいなくても受講可能です。繰り返し視聴できる動画も、知識の定着に役立ちます。出張中や在宅勤務の新入社員も遅れを取ることなく、コストの面でも大幅に節約できます。
“振り返り”を省略するリスク
フォローアップ研修では、振り返りこそ重要度の高いプロセスになります。新人研修を受けても、学んだ内容を理解・実践するのは簡単ではありません。
自己分析や課題の共有・解決策の検討など、振り返りのプロセスによって自己成長が促されます。
新人研修でスキルや知識をインプットしても、フォローアップ研修で振り返りの作業を省略してしまうと、自身の強みや弱みを客観的に把握することができずに、成長の度合いも実感できません。
モチベーションが下がり早期離職につながるリスクに備えるためにも、重視すべきポイントです。
グループワークに注目!サイバックスUniv.の新人研修
オンライン研修にも関わらず「グループワークも実践できる」と話題になっているのが、リスクモンスター株式会社の<サイバックスUniv.>です。
全5,000コース!<新入社員/内定者研修>専用のシリーズも充実
新人から管理職まで、全社員向けに5,000コースものラインナップを揃えているため、継続的な学習の場に最適です。とくに新入社員研修は、内定者研修も含めて専用のシリーズを展開しています。
基本プログラムはもちろん、受講者のレベルや課題別に受講できるので、社員間の知識・スキルの差を埋め、全体のレベルアップを狙えます。
社内の人的リソースを割くことなく、1人あたり600円(/月)と低コストで人材育成を強化するチャンスです。
>>新入社員フォローアップ研修などが月600円/人~受講可能なサイバックスUniv.
発言できる最新型オンライン研修
双方向で行うゼミスタイルの研修を受講できるのも、従来のオンライン研修にはない特徴になります。
講師の講義を聞いて学習するセミナースタイルの形態は、空いた時間を有効活用し、知識をインプットするのに最適です。
ただし、新入社員には双方向でコミュニケーションをとって実践的なトレーニングを行うことも必要です。
サイバックスUniv.は発言する機会のある最新型のオンライン研修も取り揃えているため、能動的に参加する仕組みが整っています。
自社ニーズにマッチするオプションが豊富
自社ニーズにマッチする研修を実施するために、有料オプションも用意してあります。既存の研修教材をeラーニング化するサービスを利用すれば、作成した動画・資料をポータル上で受講可能です。
データの変換やアップロードの技術に自信がない企業、手続きに時間を割けない企業には、データを送付するだけで登録できる代行サービスもおすすめです。
他にも、プロ講師をオフィスに派遣するサービスも人気があります。
各専門分野で実績を十分に積んだ講師が講義を担当するため、「自社業務に特化した研修をプロに実施してもらいたい」という要望も叶えられます。
フィードバックを効率化できるシステム
サイバックスUniv.には社内研修ポータルも搭載されているため、研修担当者の手間を大幅に省けます。新入社員フォローアップ研修に関わらず、研修を実施する以上フィードバックは必須プロセスです。
社内研修ポータルを利用すれば、登録したユーザーを組織・グループ別に管理して、研修の受講状況やテストの点数をシステム上で簡単に把握できます。
課題の提出からフィードバックまで一元管理可能で、受講のリマインドメールを一斉配信することもできます。
フィードバックの効率化によって担当者の負担が軽減するため、その分新入社員とコミュニケーションを取り、手厚くフォローする余裕も持てるはずです。
通常業務と研修の準備に追われ、常にバタバタしている先輩・上司には、質問1つするのにも遠慮してしまうものです。
アウトソーシングできるところは専門サービスに任せて、効率的な人材育成の環境を整備しませんか?
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コラム執筆者
「サイバックスUniv.」会費制サービスは、eラーニングと公開研修あわせて約5000コースが定額で受け放題となるサービスです。1998年4月より「企業の未来は人材が創る、伸びる人材が企業を創る」をコンセプトに、ITを取り入れた新しい教育スタイルを提供しております。幅広い研修ラインアップをご用意しており、業種や職種を問わず、現在3,000社以上のお客様にご利用いただいております。