ナレッジマネジメント研修とは?内容・効果・おすすめの選び方を解説
2023年06月14日

ナレッジマネジメント研修とは、社員一人ひとりが持つ知識・経験・ノウハウを組織全体で共有し、業務効率化や人材育成につなげるための研修です。
研修を選ぶ際は、単に知識を学ぶだけでなく、実務で活用できる内容か、継続的に受講できるか、受講状況を管理できるかなどを確認することが重要です。
本記事では、ナレッジマネジメント研修の内容やメリット、選び方に加え、東京で研修を探している企業が確認したいポイントについても解説します。
ナレッジマネジメント研修では何を学ぶ?
ナレッジマネジメント研修では、社員一人ひとりが持つ知識や経験、業務ノウハウを組織全体で共有・活用するための考え方や具体的な方法を学びます。
単に情報を蓄積するだけでなく、必要な人が必要なときに活用できる仕組みをつくり、業務効率化や人材育成につなげることが重要です。
ナレッジマネジメントの基本概念
まず、ナレッジマネジメントの基本的な考え方を学びます。代表的なのが「暗黙知」と「形式知」です。暗黙知とは、個人の経験や勘、コツなど言葉にしにくい知識を指し、形式知とは、マニュアルや資料のように文章やデータとして共有できる知識を指します。
研修では、個人が持つ暗黙知を形式知へ変換し、組織全体で共有・活用する考え方を理解します。
社内の知識・ノウハウを共有する方法
社員が持つ知識やノウハウを共有する具体的な方法についても学びます。例えば、業務マニュアルやFAQ、社内Wiki、ナレッジ共有ツールなどを活用し、情報を蓄積・検索しやすい状態に整える方法です。
重要なのは、情報を保存するだけでなく、誰が見ても理解でき、必要な場面ですぐに利用できる形で整理することです。
ナレッジを業務改善や人材育成に活用する方法
蓄積したナレッジを、実際の業務改善や人材育成に活用する方法も重要な研修内容です。営業担当者の成功事例や顧客対応のノウハウ、業務手順、トラブル対応事例などを共有することで、属人化を防ぎ、組織全体の業務品質を高められます。
また、経験豊富な社員の知識を若手社員へ共有することで、教育期間の短縮やスキルの底上げにもつながります。特に、新入社員研修の段階から、社内の知識や業務ノウハウを共有する仕組みを取り入れることで、早期戦力化や業務の属人化防止にもつながります。
ナレッジ共有を定着させる方法
ナレッジマネジメントは、仕組みを導入しただけでは定着しません。研修では、情報共有のルールづくりや担当者の設定、定期的な情報更新、社員への周知など、継続的に運用する方法についても学びます。
例えば、「どの情報を共有するのか」「誰が更新するのか」「どのタイミングで見直すのか」といったルールを明確にすることで、ナレッジ共有を日常業務に組み込みやすくなります。
ナレッジマネジメント研修”の効果を簡単に解説
ツールで知識&経験を共有する手法
ナレッジマネジメント研修は、個人が持つ情報やスキルを組織で共有し、会社全体の利益のために活用できるようテクニックを学ぶためのものです。
知識や経験を共有するために便利なツールも取り入れ、効率よく働くためのプログラム内容になっています。
人手が足りない会社では、新人教育にも十分な時間を費やせません。
反対に、上司が多すぎて営業方針もばらばら・・・誰のやり方に従えばいいのか部下がとまどう状況の会社もあるでしょう。
どちらのパターンも、これではとてもチーム一丸となり生産性を上げやすい体制とはいえません。ナレッジマネジメント研修を受け、仕事のやり方や経営方針を共通認識する必要がありそうです。
ブレやムラがなくなり、効率的に仕事を進められるようになります。
研修の実践に反発する社員も・・・
ナレッジマネジメント研修の肝である“情報の共有”の部分で、社員から反発されるおそれもあります。
たとえば営業でもチーム全体で戦略を練るため、個人の営業ノウハウや顧客リストを部署全体で共有します。
そのため、成績トップの優秀な社員ほど研修の参加をしぶるケースも珍しくありません。
たしかに、自分が努力して磨いたノウハウや顧客リストをライバルに教えるのは抵抗を感じるはずです。
ただ、大事なお客さんと長くお付き合いするためにも、1対1のやり取りでは限界があります。
お客さん側もチーム全員が自分の情報を把握していて、いつでも速やかに連絡が取れる状態の方が安心です。
担当者が休みでも、なにかあったときにすぐに対応できます。また、社員が辞めたら顧客との契約も切れてしまう細いつながりでは、安定した利益は見込めません。
このように、チームで動くメリットを理解することもナレッジマネジメント研修の大切なポイントです。
個人が情報を独り占めできる状況では不正を働くケースも多く、プロジェクトや交渉の進み具合も把握しにくくなります。
人材育成の効率化!「背中を見て盗め」をマニュアル化できる
ナレッジマネジメント研修を受けると、人材育成も効率的に進められます。一昔前まで、新人は「背中を見て盗め」といわれたものです。
いまでも大事な教えとはいえ、「人によってやり方が違う」、「じっくり観察してもよくわからない」などモヤモヤするところも・・・。
おなじ職場に何十年と居続けるのがむずかしい現在では、マッチしにくい教育方法かもしれません。
全員が全員、言語化しなくても即座に理解できる能力があればともかく、言葉ではっきり伝えないと理解できない性格もあります。
その点マニュアルがあれば、どんな性格の新人でもスムーズに仕事の仕方をのみ込みやすくなります。
社員が引き継ぎなく辞めたときも、普段から情報を共有しマニュアルとツールがあればスムーズにカバーできます。生産性を落とさないための重要な対策です。
ナレッジマネジメントの問題点
ナレッジマネジメント研修がうまくいけば、会社全体の生産性がアップし、大幅な利益増を期待できます。ただし研修が失敗に終わるケースも少なくないようです。
効果が出るとは限らない
ナレッジマネジメント研修を受けても、かならず成功するとは限りません。それは、同じナレッジマネジメント研修でも実施する会社によって、内容には差があるからです。
たった1回講師の話を1~2時間程度聴くだけの簡単な研修では、行動パターンを変えるほどの変革は起こせそうにありません。
あまり予算がない会社だと、専門の講師を招くこともむずかしく社員自身が勉強して伝達するケースもあるようです。
やはり本格的な研修を受けない限り、考えやツールをしっかり浸透させるのは簡単ではありません。
ツールを使いこなせない
ナレッジマネジメントのための大がかりなツールを導入したものの、使いこなせずに失敗に終わるパターンもあります。
導入するツールは、社員が使いこなせるレベルのものを選ばないといけません。ツールの選び方までアドバイスしてくれるので、ナレッジマネジメント研修は専門の会社に実施してもらった方が安心です。
研修に参加できない
ナレッジマネジメントの研修は、ある程度長期スパンで受ける必要があります。新人向け、中間管理職向け・・・と立場に応じた注意事項を学ぶことも大切です。
ただ対面研修に社員全員が毎回出席すると、本業にさしつかえるおそれもあります。研修に参加できない社員が多いのも問題で、理解のばらつきが出て研修の効果が思うように出にくくなる確率が高くなります。
東京でナレッジマネジメント研修を選ぶポイント
東京でナレッジマネジメント研修を検討する際は、研修内容だけでなく、受講方法や継続学習のしやすさまで確認することが重要です。対面研修だけでなくオンライン研修にも対応していれば、東京本社の社員に加えて、支社・営業所・テレワーク勤務の社員も同じ内容を受講しやすくなります。
特に、複数拠点を持つ企業では、拠点ごとに研修内容が異なると、社内で共有される知識や考え方にばらつきが生じることがあります。場所を問わず共通の研修を受講できる環境を整えることで、ナレッジマネジメントの基本的な考え方や情報共有のルールを全社で統一しやすくなります。
また、ナレッジマネジメントは一度研修を実施するだけで定着するものではありません。そのため、受講後も継続して学習できるか、受講履歴や進捗を管理できるか、階層や職種に応じた研修を受けられるかといった点も、研修サービスを選ぶ際の確認ポイントです。
サイバックスUniv.を運営するリスクモンスター株式会社は、東京都中央区日本橋に本社を置き、eラーニングや公開研修などを通じて企業の人材育成を支援しています。東京でナレッジマネジメント研修を検討している企業はもちろん、複数拠点の社員教育をオンラインで統一したい場合にも活用できます。
東京で社員研修を検討している場合は、研修内容だけでなく、受講方法や管理機能、継続学習のしやすさも含めて、自社の教育体制に合ったサービスを選びましょう。
→サイバックスUniv.の研修サービスを見る
ナレッジマネジメント研修はオンラインがおすすめ
ナレッジマネジメント研修はオンライン研修が狙い目です。
オンライン研修のメリット
オンラインのナレッジマネジメント研修を導入する企業が増えています。オンライン研修は、対面研修にないメリットがたくさんあります。
まず、対面研修よりコストを抑えられるのもメリットの1つです。転勤中の社員や支店が多い会社でも、研修のためにわざわざ社員を本社まで呼び寄せる必要がありません。
交通費や宿泊費の削減にもなり、往復するための時間を費やさずに済みます。繰り返し受け、知識を定着させやすくなるところも見逃せないメリットです。
上司にとっても、オンラインは管理しやすい研修方法です。これまで対面研修では受講者の出欠も、紙ベースの手作業で行っていました。
その点、オンライン研修なら受講の状況を一括管理できるので、未受講の社員も簡単に把握できます。
対面研修と併用するときも、事前にオンライン研修を受けておけば、相乗効果で知識を吸収しやすくなるはずです。
研修は“繰り返し”受けるのがポイント
ナレッジマネジメント研修成功のコツは、社員1人1人がきちんと理解することです。そのためにも、繰り返し研修を受けなくてはいけません。
対面研修でも、本格的なものは定期開催が基本です。オンラインで研修を受けるなら、いつでも繰り返し閲覧できるオンデマンド型がおすすめです。
ライブ配信型は研修をスタートする日時が決まっているので、スケジュールを合わせる必要があります。
オンデマンド型の研修なら事前録画された動画コンテンツを何度でも閲覧できるので、知識の定着に最適です。
場所はもちろん、時間も選びません。仕事と研修を両立させやすいスタイルです。
中途採用の社員も、オンデマンド型の研修なら個人のペースで学習を進め、遅れを取り戻しやすいメリットがあります。
ナレッジマネジメント研修のよくある質問
ナレッジマネジメント研修では何を学びますか?
ナレッジマネジメントの基本的な考え方、社員が持つ知識やノウハウを共有する方法、マニュアル化やツール活用、知識共有を組織に定着させる方法などを学びます。
ナレッジマネジメント研修はオンラインでも受講できますか?
オンライン対応の研修もあります。複数拠点やテレワーク勤務の社員がいる企業では、場所を問わず受講できるオンライン研修を活用すると、全社で共通の知識を身につけやすくなります。
ナレッジマネジメント研修はどのように選べばよいですか?
研修内容だけでなく、実践的な内容が含まれているか、継続学習できるか、階層・職種別に学べるか、受講状況を管理できるかなどを確認するのがおすすめです。
東京でナレッジマネジメント研修を探す際のポイントは?
東京で研修を探す場合も、対面研修だけでなくオンライン研修への対応状況を確認するとよいでしょう。東京本社と地方拠点の社員が同じ内容を受講できる仕組みがあれば、全社的なナレッジ共有を進めやすくなります。
コラム執筆者
「サイバックスUniv.」会費制サービスは、eラーニングと公開研修あわせて約5000コースが定額で受け放題となるサービスです。1998年4月より「企業の未来は人材が創る、伸びる人材が企業を創る」をコンセプトに、ITを取り入れた新しい教育スタイルを提供しております。幅広い研修ラインアップをご用意しており、業種や職種を問わず、現在3,000社以上のお客様にご利用いただいております。
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