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階層別研修とは?研修目的や方法・注意点を解説

2023年07月28日


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階層別研修とは?

階層別研修は、実施する効果をピンポイントで狙いやすい特徴があります。たとえばパワハラ研修を実施する場合でも、全社員向けのプログラムだと被害者目線なのか加害者目線なのか、焦点がぼやけた内容になりがちです。

 

その点、階層別研修なら「管理職のリスク回避」という目的をはっきりさせた上で、パワハラを食い止めるためのプログラムを必要な対象者に実施できます。

 

今回は階層別研修の目的や方法についてお話します。メリット面だけではなくデメリット面もあるため、注意点に関してもまとめました。

 

階層別研修は社員研修のトレンド

階層別研修はどんな研修方法?

階層別研修は社員を階層で分類し、それぞれのレベルに応じた研修を実施する研修のスタイルです。たとえばビジネスマナーの研修も、新入社員と中間管理職、経営層では求められる知識、スキルが異なります。

 

同じ言葉遣いを学ぶ項目でも、新入社員なら挨拶の仕方や上司への報告の仕方について学ばなければいけません。一方、社員を管理する立場なら部下の叱り方やほめ方、接待における世間話の注意点など、立場に応じたワンランク上のマナーを習得しておくべきです。

 

このように社員を役職や年齢、勤務年数など社員を階層に分けた上で、足りない知識・スキルを補充・強化できるので、狙う目標に到達しやすいメリットがあります。

 

研修の目的は<役割の理解+スキルの習得>

階層別研修の目的は、階層に必須な知識・スキルを過不足なく習得してもらうことです。階層に分かれて研修を受講することで、自分の立場を理解して役割を意識する目的もあります。

 

ビジネスパーソンに備えておきたいスキルは、多種多様です。今までの研修のやり方では、ちがう階層の社員が一度に集まって同じ研修を受けるスタイルでした。

 

そのため人によってはとっくに知っている内容だったり、反対に内容が高度すぎて理解できなかったりするのがネックになります。階層別にポイントを絞ってトレーニングを行うことで、企業が自分にどんなパフォーマンスを求めているのか認識しやすくなります。

 

企業の効果的な底上げ教育

階層別研修を実施する目的は、各階層のスキルを均一化することです。同じ階層の社員でも、レベルには差があります。階層別研修はボトムアップ研修の部類に入るので、ターゲットになるのは平均レベルに満たない社員です。

 

平均レベルに追いつかない社員の知識・スキルを補うことで階層ごとにスキルを均一化する目的がはたされ、業務遂行スキルが底上げされます。

 

平均以上のスキルを有する優秀な社員に対しては、管理職候補を絞り込むための選抜研修などさらなるステップアップのための研修を実施しましょう。階層別研修は選抜研修のような引き上げ目的の研修ではなく、知識やスキルが足りない社員を対象にした底上げ研修です。

 

階層別研修を実施する3通りの方法

階層別研修を実施するとき、より細かく分類した方が照準を定めて刺さる研修になります。代表的な3通りの分類方法がありますが、実施するタイミングは階層が切り替わった直後のタイミングです。

 

新入社員や若手など年次による分類

階層別研修を実施するとき、年次によって分けるのはスタンダードな分類方法です。新人、入社2~3年目の若手社員、5~7年目の中堅社員など年次に応じた研修を実施します。

 

一般的な年功序列の会社では、年代別に約100万円の年収の開きがあるようですが、企業が求める役割や責任も重くなっていきます。20代、30代、40代~など年代別のキャリアデザイン研修も効果的です。

 

同じ年代同士が研修で同じワークに取り組むことで、コミュニケーションを活性化させる交流の場になるプラスαのメリットもあります。

 

新入社員でも高卒や大卒の新人と中途採用、再雇用者など、細かい切り口で分けるとより的を絞った研修効果を得やすくなります。

 

管理職など役職による分類

階層別研修の中でもとくに効果が出やすいのが、リーダー、課長、部長・・・と役職によって分ける分類方法です。役職のある社員は重要なポジションにいるため、組織の中でも核になる人物です。

 

部下の管理と人材育成を任され、会社の中央にいる自覚を持ってもらうためにも役職ごとに実施する研修は有効です。

 

管理職の権限を乱用したトラブルは企業にとっても不利益になるため、パワハラやセクハラ、マイクロマネジメントなどのリスクに備えるための研修も実施しなければなりません。

 

スキルの度合いによる分類

年功序列型から能力・成果重視型の企業が増えている近年、ベテラン社員のスキルがもっとも習熟しているとは限りません。

 

年次や役職にかかわらず、スキルの度合いによって社員を分けレベルに応じた研修を実施する方法もあります。政府が後押しするDX化推進の動きによって、DX人材としてあらたに雇用された社員が管理職の知識を上回っているケースも珍しくありません。

 

階層別研修の2つの注意点

なぜ“階層別なのか”コンセプトを

どの研修方法も完璧ではなく、メリット面とデメリット面を併せ持ちます。階層別研修はメリットの方が上回る画期的な研修方法になりますが、それでも弱点がないわけではありません。

 

まず、なぜ階層別研修を行うのか、目的と自分の立場を意識しないと効果も半減してしまいます。スキルだけではなく役職に応じた責任感も自覚してもらうことが重要です。1人1人がコンセプトを理解していないと、受身の姿勢になり積極性を引き出せません。

 

階層別研修の分類はピンキリ

階層別研修はトレンドの研修方法なので、“階層別”をコンセプトにした研修サービスは色々登場しています。しかし、階層別と言いつつ分け方が大雑把すぎる研修サービスも少なくありません。

 

研修でしっかりとボトムアップをはかるためには、階層や課題別に研修内容が細かく分類されていることが大前提です。クオリティの高い研修サービスでは、階層だけではなく業種も選択できます。

 

多彩なコースからピンポイントで受講する研修を選べるシステムなら、コストのムダもカット可能です。また、研修はたった1回実施しても思うような効果が即出るとは限りません。

 

とくにボトムアップ研修の場合、平均以下の知識・スキルしかない社員がターゲットになります。階層別のオンライン研修なら繰り返し受講可能なので、底上げ効果を得やすいでしょう。

 

従来の集合研修の場合、大金をかけて実施しても成果が見えにくいのが厄介なところです。

 

オンライン研修の中でも、ハイレベルなシステムだと社員1人1人の課題や教育訓練を一元管理するため、受講履歴や進捗状況をチェックできます。理解しているか確かめるためにテスト機能を搭載したサービスもおすすめです。

 

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コラム執筆者

リスクモンスター株式会社 教育事業部
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