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クリティカルシンキングの実践であなたの行動スタイルを変えよう

2021年12月20日


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クリティカルシンキングを活用する事例

「忙しい!」―これはもしかして多くの皆さんの口癖になっているのではないでしょうか。

正に時間に追われるように日々の仕事をこなしていると、まるでこの口癖を唱えれば解決するかも、とつい考えてしまいます。このような日常的な繰り言(失礼!)は他にもいろいろありますよね。例えば上司の指示が腹落ちしないとか、お客様から無理難題を言われたとか、事例には事欠きません。これらの解決の糸口を掴むためにクリティカルシンキングの実践が大変重要になっていきます。

何故クリティカルシンキングなのでしょうか?また具体的にはどう実践するのでしょうか?

こちらの「日常的な繰り言の解決」について解説していきます。

クリティカルシンキング実践の基本姿勢

日常的な繰り言の解決の話の前に、基本的なことをおさらいしておきましょう。

クリティカルシンキングは、議論や会話の中で相手の考えを容赦なく批判するためのものではありません。とは言え、議論の中で相手に負けないためのツールとして実践したくなります。その気持ちはよくわかりますし、その考え方は決して間違いではありません。負けたくない動機は別として、言い負かされたくない、言いくるめられたくないという思いは、誰しもが考えるところだと思います。あくまでも議論を建設的に進め、客観的に説得力のある結論を導くための思考法であることを忘れなければ、大いに実践したいものです。

 

実践する上での3つの基本姿勢をあらためて挙げておきます。

・着目する問題は何かを明確にする。(Definition)

・人の考え方の多様性を受け入れ、リスペクトする。(Diversity + Respect)

・So what?  Why so? を深く掘り下げる。(Digging)

これらの頭文字をとって3D+Rと覚えておきましょう。

日常のシーンでクリティカルシンキングを実践

基本姿勢の実践を目指すだけでは、クリティカルシンキングを使いこなすレベルまで達することは難しいかもしれません。この研修の中では、クリティカルシンキングをもっと身近なものにしていただくため、日常的なシーンを多く採り上げています。その例が冒頭で挙げた「日常的な繰り言」です。では具体的にクリティカルシンキングをどのように実践すればよいのでしょうか。

例えば「忙しい」とあなたが感じた時に、こうなっていればいいのに、という「ありたい姿」はどういうものでしょうか。すぐに思いつくのは「人がもっといればよい」という安易な考え方です。確かにそれで今のこの瞬間のピンチを乗り切れるかもしれません。しかし忙しさが解消した結果のイメージを明確に持っていないと、真の解決にはなりません。そのためには、現状をもっと深く掘り下げて、忙しい状況を作り出している原因を追求する必要があります。これができないと、今のピンチを乗り切ってもまた同じようなピンチがやってくるでしょう。

このような考え方を進めていくことで、日常的な繰り言の解決にもクリティカルシンキングを活かせるのです。詳しくは研修の中で解説しています。

クリティカルシンキングで行動スタイルを変える

以上のように、人との議論の中で、あるいは日常的な繰り言の解決に向けて、クリティカルシンキングの実践の場があります。それだけでなく、クリティカルシンキングを普段から進めることで、あなたの行動スタイルがより積極的なものに変わります。

なぜ行動スタイルの変化が期待できるかについては、研修の中で丁寧に説明しています。合わせて皆さまの悩みや疑問についても意見交換ができますので是非ご参加ください。

 

コラムの内容を学べる公開研修情報

『【ゼミスタイル】クリティカルシンキング(批判的思考)研修2 実践編』
日程:2022年2月9日(水) 14:00 ~ 17:00
詳細はこちら

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コラム執筆者

藤本 昭雄
藤本 昭雄

公益財団法人未来工学研究所 シニア研究員
 
・経験:ITベンダーの富士通でエンジニアとして30年従事し、プロジェクトマネジメント、お客様折衝、企画立案などの様々なシーンを経験。それらを活かして2007年より研修の講師に従事。
・対象階層:新入社員から管理職まで、これまで延べ5000人以上の受講者。
・研修分野:思考力、企画力、プレゼンテーション力、IT基礎力など。
・研修の特徴:経験に基づいた独自の整理で分かりやすさを追求。更に現場事例も豊富。

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