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お役立ちコラム

『成長』は成功からも失敗からも学ぶ

2023年01月19日

■私達を最も成長させる要素

社会人の成長に必要な要素は、大きく以下の3つに分類できます。

 

A.仕事での経験(On-the-job Experience)
B.先輩や上司、周囲の方々からのアドバイスやフィードバック(Informal Leaning)
C.研修(Formal Leaning)

 

各要素の合計を10としたときに、それぞれの割合はどのくらいでしょう?

 

 

 

 

答えは、上から7:2:1です。

 

このデータは、米国のコンサルティング企業の調査によるもので人材育成の領域ではよく引用されるのでご存知の方もいたかも知れません。研修を提供する私達も自戒の意味も込めながら、よくご紹介しています。

 

では、早く、大きく成長するためには、がむしゃらに「経験の量」を増やせばそれでよいのでしょうか?

 

■「経験」を「成長」につなげるには?

答えはNOです。

 

私が会社務めをしていた頃、いわゆる「ハイパフォーマー」と呼ばれる素晴らしい成果を上げる優秀な社員と、一般的な社員との違いはなんだろう?と思ってよく職場を観察していると、仕事を終えた「後」に違いがあることに気づきました。

 

それは、「経験から学んだこと」を振り返っているかどうか、です。
振り返りの仕方は、一人で手帳に書き込んだり、定例ミーティングの中でメンバーからフィードバックをもらったりと様々ですが、いずれも「次の仕事に活かせる何か」を、振り返りの中から見つけ出していたのです。

そしてそれは仕事やプロジェクトがうまくいったときだけではなく、いわゆる「失敗」をしたときでも同様でした。

 

実はこの一連の行為は、
「経験学習モデル」
として、組織行動学者のコルブも提唱しているものです。

 

コルブが提唱する経験学習モデルは、以下のサイクルであるとしています。

 

【経験学習モデル】
1.具体的な経験をする

2.振り返る

3.教訓を引き出す

4.新しい状況へ適用する(以降、1.に戻る)

 

 

前職のハイパフォーマー達は、必ずしもこの経験学習モデルを知っているわけではありませんでしたが、直感的にそれが有効であることを理解して実践していたのでしょう。

 

 

■教訓=自分がいつでもとりだせる、ことわざの様なフレーズ

振り返りをしたら次にするのが、「教訓を引き出す」ことです。
成功した経験であれば、「同様の成功を再現するために大切な考えや行動」であり、
失敗した経験であれば、「同じ失敗を繰り返さないために大切な考えや行動」です。

 

それを、同様な状況に遭遇したときに、無意識に口をついて出てくるような、
あるいはプロジェクトのグランドルールに書き加えるような、
「頭の収納棚からスッととりだせるフレーズ」
に落とし込むのです。

 

「鉄は熱いうちに打て」とか、「仏の顔も三度まで」といった、ことわざを思い浮かべていただくとイメージしやすいかも知れません。

 

ちなみに、若手の皆さんによくお伝えしている私自身の教訓は、

 

「違和感を覚えたら口にする」

 

です。

 

前職で、アサインされたが結局途中でうまく行かず解散したプロジェクトがありました。
解散後うまく行かなかった理由を自身で振り返ってみると、その原因の一つが、仕様決定のミーティングの席で、なんとなく違和感を感じたものの、空気を読んでその違和感を口にしなかったからだと思い当たったのです。「あの時、空気を読まずに口にしていれば・・・」私の苦い失敗から生まれた「教訓」なのです。

■終わりに

いかがだったでしょうか。
『新入社員のための入社1年フォローアップ(半日研修)』 では、皆さんのこの一年の
「一皮むけた経験」をストーリーとして語りながら、そこから何を学んだのか、そして、
どんな教訓を得たのかを言語化するパートを盛り込んでいます。
この研修が、皆さんの成長を加速させるきっかけになれば幸いです。

 

 

新入社員のための入社1年フォローアップ(半日研修)

日程:2023年3月13日(月曜日)14:00~18:00
詳細はこちら

コラム執筆者

鈴木 篤司
鈴木 篤司
特定非営利活動法人THOUSAND-PORT 代表理事
前職ソフトバンクテレコム株式会社にて、業務プロセスデザインや新会社設立等に携わる傍ら、社内研修講師としてネクストリーダー向けコーチング研修の講師として活躍。2010年より、NPO THOUSAND-PORTの代表理事として、企業向けの研修、青少年育成、キャリア教育支援事業の企画・運営を行う。共著書に「 わかる社会人基礎力 人生100年時代を生き抜く力」がある。

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