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お役立ちコラム

今年の採用活動から見えた、採用目標達成に必要な学生フォローの考え方とは

2022年09月21日


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1.今年の採用動向 – 学生が感じているリアル

▼23卒採用の特徴

 

23卒採用は、オンラインが主流となる採用活動の3期目となりました。
今年は想定以上の選考離脱・内定辞退が発生し、採用目標が未達となった企業様が多かったのではないでしょうか。

 

働き方改革やテレワーク推進などの労働環境の変化や転職・副業が当たり前といった働き方に対する価値観の多様化を受け、採用活動においても、従来の考え方である、特定の学生をターゲディングし企業が学生を選ぶ、という考え方から、学生から選ばれるという考え方にシフトしていく必要があります。

 

実際に、EDGE株式会社がヒアリングした内容によると、多くの学生が、当初第一志望だった会社ではない企業に内定承諾をしていたことが明らかになっています。

その理由を聞くと、
「選考を通していろんな社員さんに合わせてくれた」
「ひとりの人間としてみてくれているなと感じた」
「合否含めた連絡のやりとりが早いこと」
といった声が挙がっていました。

 

逆に、どういった時に志望度が下がるのかを聞くと、
「自分の話に興味を持ってくれていると感じない」
「私個人ではなく、大勢いる採用候補者のうちの1人、と感じる対応だった」
といった声が挙がっています。

 

この意思決定の裏側にある、共通するポイントは「個に寄り添った対応であるか否か」だと思います。

とある調査では、自分のやりたいことや仕事内容がわからないと答えた学生が約70%にも上ることが明らかになっています。そんな中、志望度が高まる要素として、従来から言われている「社風・人柄」つまり、就職活動中に、学生がどのような経験をし、そこから何を感じるのか、が非常に重要になりうることになります。

2.個に寄り添う採用活動にかかせない採用CXの考え方

▼選ばれる採用を実現する「採用CX」とは

 

そこで大事になる考え方が採用CX(Candidate EXperience)です。
採用CXとは、候補者が企業を認知してからエントリー、選考、内定、入社までの期間の中で候補者が経験する体験のことを指します。

 

よりイメージしていただきやすいように、似た言葉のカスタマーエクスペリエンス(Customer EXperience)を少しだけ紹介します。
これは顧客が商品やサービスを認知してから検討、比較、購入、実際の利用までの期間の中で得る体験を指します。

 

例えば、こんな経験はありませんか?

 

何か家電を買う際、家電量販店のスタッフの対応でよりよく感じ購入意欲があがった、あるいは逆に、対応が悪く買いたくなくなったといった経験や購入後のサポートが非常に良く、別の物を買う際もそのメーカーから購入した、逆に、対応が悪く、同じメーカーからは買わなくなった、など。

 

これらはまさにカスタマーエクスペリエンスであり、私たちは、購入検討から実際の利用までの一連のフローの中で体験した経験から、その商品、あるいは企業に対し評価を行なっています。

 

この考え方が、採用においても適用されるのです。

 

就職活動において、良い体験があれば、必然的に自社や自社の社員に対して良い印象を持ってもらうことができます。
一方で良い体験が少なければ、良い印象を持ってもらうことはできず、選考中の離脱や辞退、早期離職を引き起こす可能性が高くなります。

 

では、具体的に採用CXを高めるとどのような変化があるのでしょうか。

3. 採用を成功に導く、学生に寄り添うポイントと事例

▼採用CXを高めるメリットとは

 

・離脱や辞退、早期離職の防止

採用CXを高めることで、その企業あるいは社員に対し良い印象を持ってもらうことができ、その印象はそのまま企業に対する志望度にも直結していきます。

様々な調査を見ても、学生の企業選びの軸や承諾、入社の決め手として「社風・人」が多く挙げられています。

 

高い採用CXの結果、「社員に魅力を感じた」「一緒に働きたいと思った」などの声が得られ、入社承諾につながっていきます。

 

・口コミによる次年度の母集団形成の強化

仮に今回はマッチせず、辞退、あるいは不合格となったとしても、高い採用CXは無駄にはなりません。

 

今、オンラインでの就活の実績も少ない中で、貴重な情報収集源として、同じ大学やゼミ、研究室、サークルの先輩が挙げられます。

どうやって就活を進めたらいいのか、何を対策したらいいのか、実際にどういう企業を受けたのか。

こういった質問の中で、高い採用CXを実現できていれば、後輩に対し、自社のことを紹介してくれる可能性が高まります。

 

「ここのインターンシップとても良かったよ」「ここの企業は人もよくてすごく就活の参考になったよ」

こういったポジティブな口コミから、次年度のインターンシップ参加やエントリーなどにつながるケースも多く、流入チャネル化が期待できます。

 

・転職の際、再度応募してくれるリピーターへ

今や転職は当たり前の時代。新卒の就職活動時には入社までは至らなかったものの、その後の転職活動の中で、再度自社が転職先の候補にあがることも少なくありません。

第2新卒採用も加速していく中で、入口から自社に対する印象が良い状態でスタートできるのは、採用CXを高めた故の強みとなります。

 

・企業全体のエンゲージメントが高まる

自社に対し非常に高い好感を持って、いわゆるエンゲージメントが高い状態で入社を迎えることができるようになります。

 

エンゲージメントが高まることで組織の生産性や業績の向上にもつながりますし、入社後の活躍や成長につながっていきます。

またこういったポジティブな捉え方が周りに伝搬していくことで、組織全体のエンゲージメント向上につなげていくことも可能です。

 

このように採用CXを高めることは今後の採用活動において、非常に重要な指標となっていきます。

 

2022年10月21日のセミナーでは、この採用CXをテーマに、「個に寄り添った」採用活動を実現していくための方法について、事例を交えてご紹介いたします。


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