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相手の納得感を引き出すために必要なロジカルシンキングのコツ

2020年01月22日


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あなたは上司から、こんなことをよく言われていませんか?
「結論から先に言ってください」
「あなたはどう思うの?」
「なぜそう思ったの?」
こんなふうに言われて、答えに詰まってしまったとしても大丈夫!これからお伝えするロジカルシンキングのコツを実践することで、このように言われる頻度が、かなり減るはずです。
ロジカルシンキングは相手の納得感を引き出す技術。使いこなすために才能やセンスは必要ありません。技術だから再現性があり、技術を身につけて経験を重ねれば、誰でも使いこなせるようになります。

「正しい問いを立てる」ための「So What?(だから何?)」「Why so?(それはなぜ?)」

正しい問いを立てるために必要なのは、2種類の問いを使いこなすこと。2種類の問いとは「So What?(だから何?)」と「Why so?(それはなぜ?)」。

「So What?(だから何?)」は、複数の情報の中から「要するに、どういうことなのか?」と自問自答して、説明に必要な要素を抽出するために行います。

「Why so?(それはなぜ?)」は、主に問題の原因と結果の関係を掘り下げるために使います。「Why so?(それはなぜ?)」と何度も問いかけることで、問題の本当の原因を探り当てることができます。トヨタ自動車の元副社長 大野耐一さんが著書『トヨタ生産方式』で「五回のなぜ」を紹介したことで広く知られるようになりました。「Why so?(それはなぜ?)」を使いこなすポイントは仮説を立てること。行き当たりばったりで「Why so?(それはなぜ?)」を発しても、問題の本当の原因にたどりつくことは難しいでしょう。

「つじつまの合った説明」のための「PREP」

つじつまの合った説明に必要なのは、MECEとPREPです。
「モレなくダブりなく」の意味で使われるMECE(ミーシー)は前回のコラム「なぜロジカルシンキングは必要なのか?」で詳しく解説しましたので、今回はPREPを解説します。PREPとは、自分の主張を相手にわかりやすく伝えるための手法で、「Point(結論)」「Reason(理由)」「Example(具体例)」「Point(結論)」の頭文字を取って、この名前がつきました。最初に結論を伝えることで、これから何の話が始まるのかを聞き手がすぐに理解することができます。
例えば「おススメは早朝出勤です」をPREPで表現するとどうなるか。
「私がおススメするのは早朝出勤です(Point:結論)」
「なぜなら、早朝出勤に変えると、メールや電話など他人に遮られることなく、自分のペースで仕事を進めることができるからです(Reason:理由)」
「朝は心身ともにフレッシュな状態なので、新しい企画のアイデアなど、考える仕事をするのにピッタリです(Example:具体例)」
「私は早朝出勤をオススメします(Point:結論)」

いかがでしょうか。もしあなたがこれを読んで早朝出勤にチャレンジしてみようと思ってくださったら、PREPが効果を発揮した証です。

ぜひ、本研修で相手の納得感を引き出すロジカルシンキングのコツを習得してください。

コラムの内容を学べる公開研修情報

『ケースで学ぶ ロジカルシンキング(論理的思考法) 応用編』

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コラム執筆者

大谷 更生
大谷 更生
大谷更生総合研究所合同会社 代表社員
明治大学商学部卒業後、KDDIで18年間システムエンジニアとして勤めた後に独立。システムエンジニア時代は総勢数百名の大規模システム開発プロジェクトの全体調整を担当。現在は問題整理の専門家として、問題整理手法、仕事のダンドリ、報連相を始めとするビジネススキル全般、売れ続ける仕組み構築に関する講師やコンサルティングを行っている。

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