第3回『ゴール設定とリーダーの心構え』

コミュニケーショントレーナーの長縄です。
前回のコラムでは、メンバーと息をあわせることについてお伝えしました。
今回はいよいよ最終回です。
チームパフォーマンスを飛躍させるためのゴール設定のポイントとリーダーの心構えについてお伝えしたいと思います。

目標を達成した瞬間をイメージし、共有する

リーダーとは、単なる先導者や集団の代表を指す言葉ではありません。
チーム全体の目標達成のためにメンバーを動かす役割を持つ人物のことを指します。
ポイントは①ゴールが明確にあることと②メンバーを動かすということです。

そんな、リーダーのあなたにお尋ねします。

ゴールを達成したその瞬間をイメージできていますか?
そのイメージをメンバーと共有できていますか。

例えば売り上げ目標5億円を達成するという目標があるとします。
その目標を達成した瞬間というのは、会議の中で速報値を耳にした瞬間でしょうか?
それともパソコンのディスプレイに映し出されているExcel表の値を確認した瞬間でしょうか?
それとも・・・?

目標達成の秘訣、それはゴールの瞬間をより具体化し、臨場感を高めるということです。

  • どんな光景を目にしているのか。
  • 誰か周りにいるのか、あるいは一人なのか。
  • 聞こえてくる音や声があるとしたら、どんな音や声が聞こえているのか。
  • 身体ではどんな感じがしているのか。

売れっ子のダイエットトレーナーは、クライアントに対して体重○○kgという明確な数字目標を設定させると同時に達成した時の状況も「念願のブランド物のワンピースを着て、誇らしく代官山を歩いている」のように、具体的に表現させています。
それと同じです。

ゴール達成の瞬間を切り取ること。そして切り取ったその瞬間をメンバーと共有すること。
その時、記号化された目標が、熱量を帯びた物に変わり、チーム全体のパフォーマンスが変化します。

リーダーとは、メンバーの可能性をその人以上に信じられる人のこと

最後に、日々メンバーに接する時の心構えをお伝えします。

脳はコントロールされていることを感じると、多かれ少なかれ抵抗するように出来ています。
あなたが、自分の思い通りにメンバーをコントロールしようとするとき、そのチーム全体の成果は、最高でもあなたの想像を超えることはありません。

ただ、あなたが、チーム全体として自分の想像を超えるような成果を出していきたいと考えるなら、あなたがすることはメンバーのコントロールでも、叱責や非難でもありません。
あなたがすることは、「あなたには無限の可能性がある」というメッセージをメンバーに伝え続けることです。

自分の可能性を信じてくれている人が周りにいると感じる。それだけで、期待に応えたいという意欲、そしてチャレンジする姿勢が自発的に発生するかもしれません。

そんな単純なことで・・・と思われるかもしれませんが、やっても損はありません。
是非一週間、行動してみてください。
その違いにきっと驚かれることと思います。

以上、三回にわたりコラムをお伝えしてきました。
皆さんのチーム全体が、より大きなパフォーマンスを発揮できるためのヒントになれば幸いです。

組織の体温を1℃温めるコミュニケーショントレーナー
長縄 朝(ながなわとも)

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